大倉孝二、『ピンポン』が俳優人生の転機に「アンナチュラル」井浦新との再会は「照れ臭かった」
大倉は「撮影現場に身を置いている時が一番、喜びを感じる時です。僕らのお芝居を撮るために、こんなにもたくさんの人が動いてくれているんだと感じたり、みんながここに映っているものを作っている一員なんだと感じたり。ものづくりの喜びを共有できることにゾクゾクします」と熱っぽくコメント。『ラストマイル』のメイン舞台となるショッピングサイト倉庫は「階段や手すりなど、広大なスペースのありとあらゆるところがオレンジ色に塗られていた」そうで、「『もともとこういう色に塗られていた場所で、それを利用してロケ地にしたんですか?』とスタッフさんに尋ねたら、『違います。全部、撮影のために塗りました』と言っていて。本当にすごいな、そういった仕事の上に僕らが成り立っているんだなと改めて思いました」と各部署の人々が作品世界を作るために心を込めて働いていることを実感すると、「ゾワッとする」と話す。
50代を迎え、今後の展望として掲げるのは「現場で会う人たちには、『また一緒に仕事をしたい』と思ってもらえるように。視聴者や観客の方には、『もう一回見たい』と思えるように。現場ごとに必ず、そういったことを心がけていくことしかありません」という誠実な思い。「当たり前のことを言ってしまいますが、やり続けていくことで次につながっていくのかなと思っています」と心を込めていた。