【静岡競輪・ガールズグランプリ】石井寛子が7年ぶり2度目の優勝
「ガールズグランプリ2024」が29日、静岡11Rで行われ、石井寛子(38)=東京・104期=が2017年(平塚)に次ぐ2度目の優勝を飾り、1430万円(副賞含む)を手にして賞金女王の座に就いた。連覇が懸かった佐藤水菜は2着。3着には尾崎睦が入った。 ◇ レースは佐藤、尾崎、尾方、児玉、石井貴、坂口、石井寛の順で残り2周の赤板を迎えた。誘導員が降りて一列棒状で打鐘。6番手の坂口が4コーナーで始動し、石井寛が続いて最終周回へ。佐藤が坂口と石井寛を受け、児玉が踏み上げてBS。尾方が児玉を追い、石井貴は最後方になる。3番手の佐藤が3コーナーで仕掛け、児玉は浮かされた。2番手の石井寛は4コーナーから佐藤に合わせて踏み込む。抜け出した石井寛が佐藤を退けて勝ち、佐藤に続いた尾崎が3着。 ◆石井寛子「最終バックで2番手…この状態は何だろうと。一番いい状態だからと冷静になって。あせらずにいけば突き抜けることができると。勝ったことよりも、応援してくれたみんなの気持ちに応えられたことがうれしかった」 ■石井 寛子(いしい・ひろこ) 1986(昭和61)年1月9日生まれ、38歳。埼玉県春日部市出身。明大卒業後、104回生(ガールズ2期)として2013年に京王閣でデビュー(①①❶着)。ガールズグランプリは17年以来、2度目の制覇。特別レース優勝は23年8月のガールズケイリンコレクション・アルテミス賞に次ぐ10度目。自転車競技に力を注いでいた時期もあり、12-13年W杯第1戦(コロンビア)のチームスプリントで銀メダルを獲得している。妹・貴子(104期)も選手。通算成績は889戦659勝、2着77回、3着55回。通算取得賞金は2億1220万3000円(29日現在)。160センチ、59キロ、血液型B。