【佐世保競輪・GⅢ開設記念】板垣昴 北海道移籍で決意新たに「いい意味で裏切れるように」
<18日・佐世保競輪・前検日> 板垣昴(32)=北海道・115期=が移籍を経て成長した姿を見せる。今年9月に福島から北海道に登録を変更。「僕が帯広出身。北海道で子どもを育てたいと思って移籍を決めた。ウインタースポーツをやらせたいなって(笑)」。バンクがあって練習環境が充実している函館を拠点に、育児との両立を実現している。 【競輪】KEIRINグランプリ2024の想定番組と並び/12月30日 静岡競輪 支部移籍に関して引き留めの声もあったという。「師匠の飯野祐太さん(90期)は移籍してほしくなさそうでした」。そこまで渋い顔を見せる師匠のつらい心境を「僕以外にも飯野さんの弟子で移籍した選手がいましたからね」と推し量りつつ、「同じ北日本地区内での移籍だから」と説き伏せた。 移籍したことで新たな気持ちも芽生えた。「北海道に行って弱くなったと思われたくない。強くなって、いい意味で師匠ら福島のみんなを裏切れるように。そして、また師匠と連係したいですね」。今節直前は冬期移動先である古巣のいわき平でしっかりと調整した。その成果を初日9Rから発揮する。