なでしこレジェンドの暗黒時代…現在の報奨金と比較「2000~3000万円もらっててもおかしくない」
元サッカー女子日本代表の澤穂希さん(46)が9日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演。「スポーツ山あり谷あり」の企画で、なでしこジャパンの注目度が低かった暗黒時代を振り返った。 【写真あり】澤穂希さん 後輩アスリートママと会食で笑顔ツーショット 「私、29歳までにW杯4回出場してるんですけど、知ってました」と澤さんが投げかけると、MCの浜田雅功より先に男子ゴルフ・丸山茂樹プロが「え~」と絶叫。「女子は男子よりも早くW杯出場してるんですよ」と付け加えた。 男子よりも先に世界と戦ってきたにもかかわらず、注目度は上がらなかったといい、「空港に行っても取材陣も2人とか数えるくらいというか」と回想。「遠征に行くのにも日当も出ないんで。本当にちょっとずつ結果が出るようになって、国内2000年、海外3000円とか。みんなバイトして」と不遇時代を振り返った。 なでしこジャパンは2011年にサッカー女子W杯を初制覇。「たぶん、それのおかげだと思うんですよ、たぶんじゃなくて100パーセントそうなんですけど。選手みんなビジネスクラス、チャーター機、シェフがついてます」。改善された現在の選手への待遇を説明した。 また、お金の話にも言及。「W杯出場しただけで、一人数百万円、試合に勝てばボーナスなんですよ」と目を見開き、「私、(W杯)6回出てるんですよ。普通に考えて2000~3000万円もらっててもおかしくないなって」と熱弁した。 なでしこジャパンは、昨年行われたW杯で8強入り。世界サッカー連盟(FIFA)の意向で、同大会から選手への配分金が定められ、8強だった日本は1人あたり9万ドル(約1300万円)の配分金を受け取った。前回大会まで選手への配分金はなく、日本協会の報奨金として優勝した11年大会は650万円、準優勝の15年大会は約400万円が全選手に支払われていた。