<いざ!頂点へ・24センバツ報徳学園>選手紹介/1 /兵庫
阪神甲子園球場で3月18日に開幕するセンバツに、2年連続23回目の出場を決めた報徳学園。頂点を目指して練習に打ち込む選手たちを紹介する。【稲田佳代】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ◇背中でチーム主導 間木歩投手(2年)=主将 コントロール抜群で多彩な変化球を操るエース。中学3年で野手から投手に転向し、高校1年の秋の県大会で初完投、初完封して自信をつけた。前回センバツでは全5試合に出場し、先発も務めた。 大角健二監督に「自分の思いを言葉にでき、ここという場面で腹をくくれる」と信頼され、主将を任された。「正解も結果も分かりづらいキャプテン業が一番しんどい」と苦笑いしつつ、率先して準備や片付けに動き、背中でチームを引っ張ろうと意識している。 地面をしっかりつかむ感覚を養おうと、年明けから「足袋シューズ」を履く。仲間から「ダサい」と笑われるが、「言ってくれる方がいい」とニヤリ。実は、自他ともに認めるお調子者キャラだ。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)180センチ・81キロ(2)右・右(3)投手(4)伊丹市立天王寺川 ……………………………………………………………………………………………………… ◇体作り研究10キロ増 徳田拓朗捕手(2年) 素早い動きで二塁に送球し、走者をアウトに取る――。捕手ならではのプレーが、野球をやっていて一番気持ちいい瞬間だという。「あとは0点に抑えた試合。『緊張しい』なので、ホッとすると言った方がいいかも」 反対に「1球に泣いた」と後悔するのは、2023年秋の近畿大会の大阪桐蔭戦。六回に3連続三振を取っていけいけムードになり、七回のピンチで投手に要求した外角ストレートを相手打者にはじき返された。勝ち越され、「冷静になるべきだった」と反省する。 増量に適した食事やトレーニングを自分で研究し、体重は昨夏から10キロ増えた。甲子園での目標は、盗塁をさせないこと。「配球でバッターを翻弄(ほんろう)したい」と意気込む。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)175センチ・68キロ(2)右・右(3)捕手(4)伊丹市立笹原 ……………………………………………………………………………………………………… 【データの見方】(1)身長・体重(2)投・打(3)ポジション(4)出身中 〔神戸版〕