<WBC速報>侍Jメンバー発表はサプライズ無し
3月に開幕するWBCで2大会ぶりのV奪回を目指す侍ジャパンの追加メンバー8人が24日、都内で発表され、事前に発表されていた19人に加えて、まずは27人の顔ぶれが出揃った。事前に辞退の相次いでいた期待の日本人メジャーリーガー投手は一人も参加できず、サプライズ選出はなかった。ただ内定していた一人(日ハムの中島と推測される)が直前に辞退となったため、この日は27人の発表に留まった。引き続き、球団との調整が済みしだい、残りの野手一人が追加発表され、28人のメンバーが揃うことになる。
小久保監督が読み上げた、この日の追加メンバーは、投手は石川(ロッテ)、千賀(ソフトバンク)、藤浪(阪神)、松井裕(楽天)、岡田(中日)、平野(オリックス)、野手は平田(中日)、小林(巨人)の合計8人。4人が必要とされる先発陣には、左が一人もいないといういびつな編成で、中継ぎ、抑えのブルペン陣を重視した構成になった。 「共に世界一をとりにいこう」と全員に直接電話で伝えたという小久保監督は、「日に日に緊張感が高まっている。どうメンバーを使おうかで頭がいっぱい。投手を中心とした守りが一番(の武器)。(人選に関しては)先発、第2先発、中継ぎ、抑えのバランスについて議論した。先発は、大谷、菅野、則本、石川の4人が候補。ロングもいければ後ろもいける選手も含めて13人の編成ができた。大谷は、基本投手起用になる。DHか代打の野手起用については、どこでいけるかを栗山監督や日ハムと相談する。抑えは経験から言えば平野、松井だが、そのときの調子のいい投手で。4番は中田か筒香のどちらか」と、人選の経緯と構想を語った。 以下は事前発表メンバー。 <投手>大谷、増井、宮西(日ハム)、菅野(巨人)、則本(楽天)、牧田(西武)、秋吉(ヤクルト)<捕手>大野(日ハム)、嶋(楽天)<内野手>中田(日ハム)、坂本(巨人)、山田(ヤクルト)、菊池(広島)、松田(ソフトバンク)<外野手>青木(アストロズ)、筒香(横浜DeNA)、秋山(西武)、鈴木(広島)、内川(ソフトバンク)。