冬将軍襲来でホワイトアウト トラック横滑り10時間立ち往生 日本海側を襲う寒気
この週末、寒気が流れ込み、日本海側では大雪となりました。北海道留萌市では、一部でホワイトアウト状態となりました。また、岐阜県高山市では雪道でトラックが立ち往生し、レッカー車が到着するまでに10時間かかりました。 【画像】各地を襲った“冬の嵐” 猛烈な吹雪とホワイトアウト
■北日本の山沿いで雪の影響広がる
高速道路に、横殴りの雪が打ちつけ、辺りは真っ白に。ヘッドライトを付けた対向車が、突然、雪の中から現れます。 猛烈な地吹雪で、度々ホワイトアウト。道路を横切る車、そして信号も、うっすらとしか確認できません。 先月29日から断続的に雪が降り続いている留萌市内では、地元の人も歩き出せず、一旦、軒先に避難します。 海沿いでは、突風が吹き、ゴーという音とともに白波が何度も堤防に打ち付けます。吹雪のなか、町に買い物に来たという住民は次のように話しました。 住民(69) 「きのうまでちょっと穏やかだったんだけど。きょうからふぶくよって。このぐらい白く路面がねなるのは、やっぱりきょう(が初めて)」 「(Q.風がすごくないですか?)こんなのに負けてたらさどうするの今から。きょう腹巻だけしてきた」 急激な冬の訪れに戸惑う地元の人もいました。 住民(82) 「冬のジャケット出すのが間に合ってない感じですわ。長年住んでおりますので、少しは慣れておりますけれど。また始まるねって、雪降りが始まるねって言いながら。春の来るのを待っておりますね」 「(Q.冬が来る前に?)そうです。もう」 旭川でも強風を伴う雪が降り、視界は悪く、信号はかすみ、看板は吹き付けた雪に覆われています。 旭川市民 「ずっと今まで降っていなかったのが急に根雪っぽくなって、残念だなという感じです」 29日、積雪は今季最大の30センチを記録し、住民も雪かきに追われます。 旭川市民 「『今年もか』って思いました。結構、毎年大変なので」 30日の最高気温は0℃。信号機にはつららが下がっています。夜になると、固まった路面に足を取られる人が続出。 旭川市民 「スパイク冬の(靴)履いている。夏の(靴)だったら、とてもじゃないけど転びます」 北日本の山沿いを中心に雪が相次いだこの週末。富山県の黒部ダムでは、ロープウェイからの景色は吹雪で真っ白になり、横殴りの雪が降り続きました。