海外旅行で突然病気やけがをした場合のことが心配です。海外の病院では日本の健康保険は使えないのでしょうか?
海外旅行保険に加入すべきか?
日本に帰国後に治療費の払い戻しが受けられる可能性があるものの、海外は日本に比べて医療費が高額であるケースも多いです。自己負担が高額になり、治療費を払えないことも考えられます。 もしもの場合に備えて、海外旅行保険に加入しておくことで安心できるでしょう。本項では、海外旅行保険に加入していたことでカバーできた高額医療費の実例と、海外旅行保険の選び方を紹介します。 ■海外旅行保険の加入で高額医療費をカバーできる 外務省 海外安全ホームページ「旅先で入院したら医療費が嵩む」では、ある海外旅行保険会社の報告によると、ここ5年間で扱った日本人医療費の最高額が、ハワイを訪れていた日本人が病気になり、病院のICUで治療を受けた際の3800万円と公表しています。このケースでは、海外旅行保険に加入していたため治療費が支払えたとのことです。 このように海外で病気になってしまうと、高額な治療費がかかるケースが多くあります。そのため、海外旅行保険に加入して万一のときに備えておくと安心です。海外旅行保険によっては保険金額が無制限タイプのものもあり、高額の医療費に対応可能です。 ■海外旅行保険の選び方 海外旅行保険を選ぶ際は、以下の点に気を付けるとよいでしょう。 ・病気やけがへの補償はいくらか ・クレジットカード付帯のものは注意 ・行く国の状況もふまえる ・日本語や24時間対応などのサポート体制 海外旅行保険の内容はさまざまです。病気やけがをした際の補償はいくらか、どこまで補償してくれるのかが違います。特に、スポーツ目的で海外を訪れる場合は、けがのリスクも高いため、補償金額について確認しておくとよいでしょう。クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償金額が少ないものも多い点に注意です。 行く国の状況によっては盗難が多いこともあります。携行品に対する補償も受けられる海外旅行保険であると、より安心できます。日本語が通じて、いつでも対応してくれるサポートがあれば、トラブルがあった際に安心でしょう。
海外旅行へ行く際は海外旅行保険への加入がおすすめ
海外で治療したとしても、日本の健康保険によってある程度の金額は戻ってきます。しかし海外は医療費が高い傾向で、自己負担額が多額になるケースもみられます。 そこで、万一のときに備えて、海外旅行保険に加入しておくとよいでしょう。海外旅行保険に加入する際は補償金額などを確認して、いざというときに医療費の負担が増えないようにしておきましょう。 出典 外務省 海外邦人事件簿 Vol.64 旅先で入院したら医療費が嵩む 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部