〔NY外為〕円、149円台前半(15日朝)
【ニューヨーク時事】連休明け15日午前のニューヨーク外国為替市場では、市場予想を下回った米製造業関連指標を受けて、海外市場での円売り・ドル買いの流れが一服、円相場は1ドル=149円台前半で推移している。午前9時現在は149円10~20銭と、前営業日(11日)午後5時(149円07~17銭)比03銭の円安・ドル高。 最近発表された主要な米経済指標はおおむね底堅い内容となっており、米経済はソフトランディング(軟着陸)に向かうとの期待が高まっている。こうした中、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが緩やかなペースとなるとの見方から、円相場は海外市場で一時149円台後半を付けた。 15日に米ニューヨーク連銀が発表した10月のニューヨーク州製造業景況指数は、総合でマイナス11.9となり、前月の11.5から急低下したほか、市場予想(ロイター通信調べ)の3.85を大幅に下回った。これを受けて、米長期金利が低下したことから、日米金利差を意識した円買い・ドル売りの流れが優勢となり、円は下げ幅を圧縮する展開となった。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0910~0920ドル(前営業日午後5時は1.0931~0941ドル)、対円では同162円60~70銭(同163円05~15銭)と、45銭の円高・ユーロ安。