銀行窓口に70代男性、3000万円振り込もうと…口座は詳細不明、尋ねると「著名人が出ている投資サイトで金の購入を勧められた」
投資詐欺被害を防いだとして、鹿児島中央警察署は、鹿児島市山下町の南日本銀行本店営業部、染川敬介さん(55)、鮫島貴史さん(34)、福島小百合さん(50)、下茂由季さん(29)に署長感謝状を贈った。 LINEで知り合った相手が「120万円送金して」…男性を説得し詐欺防いだ23歳銀行員「本当にこんなことあるんだなあ」
染川さんらによると4月3日、来店した70代男性が詳細不明の口座に3000万円を振り込もうとした。不審に思い尋ねると、男性は「著名人が出ている投資サイトで金の購入を勧められた」と説明。詐欺の可能性が高いと判断し、思いとどまらせ警察に連絡した。感謝状贈呈は7月23日同署であり、下茂さんは「今後もお客さまの大切なお金を守るため業務を全うしたい」と話した。 同署によると、管内では2024年1~5月に交流サイト(SNS)を使った詐欺を9件認知し、被害額は1億460万円に上る。天文館・地域安全対策課の窪田充寿警部補は「自分は大丈夫と思わず、周りに相談してほしい」と呼びかけた。
南日本新聞 | 鹿児島
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