禁止法は「違憲」、TikTokが法廷闘争を表明-「最後はわれわれが勝つ」
(ブルームバーグ): 動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」は、親会社の中国の字節跳動(バイトダンス)が米事業を売却しない限り、米国で禁止される法律が成立したことについて、「違憲」だと主張し、法廷で争う意向を表明した。
ティックトックは「事実と法律は明らかにわれわれを味方していると確信し、最後はわれわれが勝つ」と、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に投稿した。
米議会がウクライナやイスラエルへの支援を含む法案にティックトックの件も盛り込んで以来、同社幹部はほとんど沈黙を守ってきた。この法案は、中国政府が親会社のバイトダンスを通じてユーザーデータにアクセスしたり、アプリの内容に影響を与えたりする可能性があるとの国家安全保障上の懸念に対処するためのものだ。
バイトダンスは禁止令が発効する前に株式を期限内に売却する必要がある。同社はこの法律に異議を唱えるため、あらゆる法的手段を尽くす意向だ。
バイデン大統領は24日に法案に署名した。人気動画共有プラットフォームの売却または米国での禁止に向け、270日間のカウントダウンが始まる。
原題:TikTok Says Law Is on Its Side as It Prepares to Fight US Ban(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Alex Barinka