橋下徹氏「日本の大学の経済学部はいらない!」早大政経学部ふりかえり「当時は最悪の大学教育」新学部の設立へ廃止も必要
元大阪府知事の橋下徹氏が、ABEMAで配信中の「酔うまで生テレビ」に出演。「日本の大学の経済学部はいらない」とぶち上げた。 橋下氏をはじめ、石丸伸二氏、ひろゆき氏、岩田明子氏、宮崎謙介氏、安野貴博氏らが集結し、アルコールを飲みながら「国会をブッ壊せ!」をテーマに議論を交わした。 「賃金が上がらない原因」について、ひろゆき氏は「教育と人口」、と指摘した。 ひろゆき氏は「米国がうまく行っている理由は、ITだけが異常に儲かっている。世界中からグーグルやiPhoneにオンラインでお金を使って、米国にお金がたまり続ける。だから、ITのような新産業がつくれるかどうかの違い。それができるのが教育」と話した。 「(現在の日本の教育のように)正解のあるものを覚えて、問題を解いたらいい大学に行けますという教育をしていたら失敗する。今は何やっていいか分からない、答えのないところで答えを探すことをやり遂げた人が金を儲けられる時代。勉強ができる人が金をもうけられるわけではない。他の人がやらなかった穴を見つけて利益を出すことをやった人が儲かる時代。正解のないものの正解を絞り出していく教育をする必要がある」と、日本の薄っぺらい学歴教育が時代に則していないとした。 安野氏も「新しい大きな企業ができるときは、技術的なブレイクスルーがあったとき。インターネット、スマートフォンができてGAFAが発展した。いまはAIと言う新しい技術が出始めて、世の中を大きく変えるのは間違いない。10年後にはAIのGAFAができるはず。そこに日本企業を何社入れるか、この3、4年で勝負が決まる」と話した。 ここで橋下氏が「日本の今の大学教育でできるんですか?新産業を引っ張っていく人材が出てくるの?」と自身の大学生の子供の様子を踏まえて、尋ねた。ひろゆき氏は「無理っす」とあっさり。自身が日本と米国の大学に通った経験から、双方の違いを説明した。 安野氏も「いま必要とされる情報系の人材、学部を増やしてこなかった」と語ると「文科省が東京の大学に新学部を認めていない」と反応した。 橋下氏は「文科省はスクラップアンドビルドで、いらない学部を廃止すれば、新しい学部を作れる」と続け「僕、やっぱり、いらない学部あると思うよ」と話した。石丸氏から「たとえば、文系の?」とうながされると「僕も経済だけど、日本の経済学部、いらんでしょ。だって、日本の経済学部のヤツが海外の経済学部の学生と議論できるかと言ったら、できないもん」とぶっちゃけた。 文系私立の最難関といわれる早大政経学部経済学科出身の橋下氏は「留年したから5年大学通ったけど、試験2回くらいしか受けなかった。最悪の大学教育だったけど、今の時代は思い切り勉強しないとやっていけない」と語った。