【価格はビッグ】1辺が約5mm、“世界最小”のルービックキューブ SNSでは「いろいろすごい」
株式会社メガハウスは3日、ルービックキューブ50周年を記念して開発した特別仕様のルービックキューブが、『最小のパズルキューブ(公式登録名:Smallest rotating puzzle cube)』としてギネス世界記録に認定されたと発表。同日、公式認定証が贈られました。
認定されたのは、1辺の大きさが約0.50cm、本体の各マスが約0.16cm×0.16cm ×0.16cmのルービックキューブ。通常の3×3の約1/1000サイズ(体積比)となっています。 また、このギネス世界記録に認定された最小のパズルキューブと同じモデルを、『究極最小ルービックキューブ -0.50cm 超精密金属製-』として発売することも発表されました。
■価格は77万7777円 担当者に理由を聞いてみた
高精度微細切削加工技術により、可動するように切削した39個のパーツを専用の器具を用いて成形し、最後は手作業で組み立てたそうで、通常のルービックキューブと同じように実際に動かして遊ぶことができるそうです。
シリアルナンバー入りの専用の台座とセットになっていて、価格は77万7777円。受注生産となっており、受付期間は3日から11月18日まで、2025年4月発送予定ということです。 SNSでは、「なんかいろいろすごい!」「77万!?」「値段見て笑った」と、小ささに加えて価格に反応する声が多く見られました。 メガハウスの担当者に価格について話を聞くと、「製作に最先端の技術を使用していることや、機械のコスト、職人の技術、製作の期間を総合的に踏まえてこの値段になっています」と、77万円超になった理由を明かしました。
■誕生から50周年 建築学の教員が発明
ルービックキューブは、ハンガリー出身のエルノー・ルービックさんが1974年に発明した立体パズル。当時、建築学の教員だったルービックさんが、教え子に3次元幾何学を説明するために考案した木製の模型が原型となっています。その後、各面が6色でカラーリングされて『ルービックキューブ』という名称で日本では1980年に発売。2023年度にはシリーズで累計92万個が出荷されたそうです。