ソフトバンク 宮川社長、Opensignalの調査に「12月末までに計画を巻き返す」
ソフトバンク代表取締役社長の宮川潤一氏は、市場調査「オープンシグナル(Opensignal)」の調査結果についてコメントした。1月に発生した地震の影響による3G停波の延長が響いているとし、年内まで計画を巻き取る指示を出しているとし、品質向上を期待させた。 宮川氏は、実際に社内のネットワークチームとともに分析したと前置きした上で、「KDDIのネットワーク改善が一定の評価を受けた認識」と評価。 一方、ソフトバンクでは本来1月末で停波を計画していたが地震の影響で4月末または7月末まで停波を延期したエリアがあり、ネットワークの構成変更が遅れたと説明。宮川氏は「言い訳の期限が過ぎた」とこぼしながら、12月末までに計画を巻き返せと檄を飛ばしていることを明らかにした。 具体的には、3Gで利用していたリソースを活用したりアンテナのチューニングをしたりする。現状3Gが停波したまま“3Gのシステムが眠っている状態”だといい、これをLTEに順次切り替えている。この切り替えは、11月には終了するといい、12月以降は、リモートでの調整を行っていくとし、「12月いっぱいにはある程度の結果が出る」(宮川氏)と進捗をアピールした。
ケータイ Watch,竹野 弘祐