トヨタが育てた「欧州車」 3代目アベンシス 英国でも定評の信頼性 UK中古車ガイド
新車時代のAUTOCARの評価は
先代同様、3代目アベンシスは設計に優れ、製造品質の高い、有能な実用モデルだ。クラストップに並ぶ動力性能と、良好な燃費を兼ね備えるという、簡単ではない両立を実現させている。トヨタが投じた技術力の高さを裏付ける。(2012年4月2日)
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トニー・ベイカー氏 「トヨタを買う理由は、優れた信頼性と装備を信じているから。私のアベンシスは、ステーションワゴンで2.0Lのディーゼルターボ。2018年式で、現在の走行距離は13万6000kmくらいです」 「やはり信頼性は高く、燃費は良いですね。ただし、輸入車扱いなのか保険料は安くないようです。日本のブランドだとしても、英国の生産なのに」
購入時に気をつけたいポイント
■ボディ ボディサイズは大きめ。バンパーの角などに擦り傷がないか、丁寧に観察したい。 ■エンジン 信頼性の高さに甘えて、基本的なメンテナンスをおろそかにするユーザーは存在する。これまでの整備記録は、しっかり確かめたい。 初期の2.2Lディーゼルターボは、パティキュレートフィルターの不調が原因で、燃料過多やピストンリングの不具合を招くことがある。 ガソリンエンジンはトルクが細く、高い回転域まで常用されがち。エンジンオイルの管理状態と、動作時に異音ないか確かめたい。 ■トランスミッション MTではクラッチの滑りや、変速時に不自然なフィーリングがないか確かめる。CVTは、滑らかに加速するか確かめる。基本的に、不具合は殆ど生じないようだが。 ■サスペンションとブレーキ サスペンションは、ブッシュ類などの摩耗が考えられる。 サイドブレーキは電子制御で、正常に動くか確認する。アクチュエータが不調になる場合があり、修理費用は高く付く。フロントブレーキのキャリパーが、ガタつく場合もあるようだ。 ■インテリア フロントドアの開く角度を制限するストラップが、ドアフレームに亀裂を入れてしまう場合がある。車載装備がすべて正常に動くか、確認は忘れずに。