池江璃花子「自分の見間違いかな」復帰後ベスト更新で100バタ決勝進出 3大会連続の五輪をかけ18日に決戦
◇競泳パリ五輪代表選考会 女子100mバタフライ準決勝(17日、東京アクアティクスセンター) 【画像】池江璃花子が声援に感謝“涙”の7位入賞 世界水泳選手権/50mバタフライ パリ五輪への出場をかけた代表選考会が17日に開幕。女子100メートルバタフライで、池江璃花子選手が、派遣記録(57秒34)を上回る57秒03を記録し、準決勝を全体トップ通過しました。 午前に行われた予選では、白血病からの復帰後、自己ベストとなる57秒54をマーク。選考会の雰囲気に「緊張したけれどわくわくしている気持ちと、この緊張感が楽しいと思える自分がいた」と振り返り、「やってきたことがすごく力になっている」と喜びました。 夜には準決勝が行われ、1組目に出場。池江選手は前半から積極的に飛ばし、50mをトップで折り返すと、「後半バテてしまった」と振り返りますが、予選を上回る57秒03をマーク。派遣記録の57秒34を超えて、全体トップで18日の決勝へ進みました。 記録には「自分の見間違いかなって思った」と話しつつも、「56秒台を出すためにはいいレースだった。内心うれしい気持ちもあるが目標はそこ(派遣標準記録)ではないと言い聞かせて、気持ちを緩めないように」と引き締めました。 4年前の17日は、白血病から復帰後初めてプールに入った特別な日。復活の道を歩む池江選手は「(4年前の自分に)ここまでやって来られたから、まだいけるよねって声かけもできる。しっかりあす(パリ五輪出場を)決めたい」と力を込めました。 18日は決勝が行われ、派遣標準記録(57秒34)を突破した上で、2位以上に入ればパリ五輪出場が決定。池江選手はリオ、東京五輪に続く、3大会連続の舞台を目指します。