「卵子凍結」だけじゃない、「受精卵凍結」という選択肢…どんな違いがあるの?|CLASSY.
「あのとき、この情報を知っておけば…」。そう思うことが人生ではいくつかあります。その筆頭が、カラダのこと・お金のこと。CLASSY.世代のうちに知っておきたい、パートナーと考えておきたいことを、今月から毎月識者に聞いてお届けしていきます。
似ているようでこんなに違う!『卵子凍結』と『受精卵凍結」
◼︎料金について 【卵子凍結】 自費かつクリニックによる 東京都の場合は最大30万円の助成金があるが、自由診療のため保険が適用されず、全額自費のケースがほとんど。クリニックによって費用は変動。 【受精卵凍結】 3割負担 2022年4月から不妊治療の保険適用範囲が拡大。採卵から胚移植までの基本的な診療はすべて保険適用となり、自己負担は概ね3割に。経済的負担が軽減。 ◼︎確率について 【卵子凍結】 1人妊娠するのに約20個以上必要 35歳未満の健康な女性が子ども1人を得るまでに必要な未受精卵子は約20個以上とされる。 【受精卵凍結】 1人妊娠するのに2個以上必要 35歳未満の妊孕性の高い女性の場合妊娠に至るまでに必要な受精卵の目安は2個以上。取材したトーチクリニックは1回の採卵で3個の受精卵凍結を目指す。 ◼︎維持費用について 【卵子凍結】 クリニックによる 1年、3年、5年の保管期間で料金を設定していたり、凍結保管までの治療費用を含んだパッケージ料金の場合もあり、クリニックによって様々。 【受精卵凍結】 保険診療の計算式による 受精卵凍結の維持費は保険が適用される。個別採卵と受精状況によって費用は異なる。 ◼︎婚姻関係について 【卵子凍結】 不要 パートナー不在でも結婚の予定がなくても凍結可能。受精卵と違い、パートナーが変わっても柔軟に使用できるというメリットも。 【受精卵凍結】 事実婚も可 クリニックが指定する書類の提出が必要だが(例えば各々の独身証明書および住民票または戸籍抄本と、事実婚夫婦治療同意書)国内カップルは事実婚も可。