<センバツ>大分「打撃戦に持ち込み粘る」、松山聖陵「先に点取り展開を楽に」 センバツ監督対談
第91回選抜高校野球大会に出場している松山聖陵は、第5日第2試合(27日午前11時半開始予定)で大分(大分)と対戦する。松山聖陵の中本恭平監督(30)と大分の松尾篤監督(45)に、互いのチームの印象や意気込みを聞いた。【遠藤龍、田畠広景】 【第91回選抜高校野球 写真特集】 ―チームの状態は。 中本監督 私自身も甲子園での采配は初めてで、全国でどれくらい通用するか不安はあるが、チームの調子は悪くない。 松尾監督 選手はこちらの生活にも慣れ、打撃の質が上がってきた。投手も順調に仕上がっていると思う。状態は良い。 ―相手チームの印象は。 中本監督 エースの長尾凌我選手(3年)は球速130キロほどだが、打者が苦戦している。打撃よりは投手をどう打ち崩せるかという印象だ。 松尾監督 188センチのエース根本大蓮主将(3年)らに注目している。私たちは打撃中心でやってきた。打たれたら打ち返し、何とか粘りたい。 ―自チームで鍵となる選手は。 中本監督 1、2番がどれだけ出塁してくれるか。ためた走者を上位が返し、ビッグイニングを作るのが一番望ましい。 松尾監督 長尾投手がいかに相手を抑えるか。打線では1番・足立駿(すぐる)主将(3年)や、調子を上げている飯塚和茂選手(同)にも期待している。 ―理想の試合展開は。 中本監督 先に点を取られるとばたばたしてしまう。先に取れればある程度楽な展開には持っていけると思う。 松尾監督 打撃戦に持ち込んで、11対10くらいの試合になれば。死球後の失策といった連鎖をなくさないと大量失点につながる。粘って試合をしたい。 ―初戦への意気込みを。 中本監督 甲子園でプレーできるので、選手には思い切ってやってほしい。その結果が勝利につながってくれたら。 松尾監督 一戦必勝、一球入魂。魂のこもった試合ができればなと思う。