体と心が軽くなる呼吸の整え方|パニック症や不安症…発作を起こさないためにできることは?
両手が塞がっていてもできる♪ 3ステップ呼吸法
過呼吸のときは空気を吐き切れていないため、吸い込もうと思っても吸えない状態。そこで口を細くすぼめることで空気をたくさん吐けるのがこの呼吸法。運転中やMRI検査など、両手が塞がった場面で活用して。 Ready! まずは肛門をキュッと締めてからスタート! 1.ストローを吸うときのように口を細くすぼめて、自然に息を吸い込む。 2.吸った空気を心の中で「いーち、にーい、さーん」と自分のテンポで数えながら3回に分けて吐き切る。一度に長く息を吐き切れるようなら3回にこだわらずにOK。 呼吸のPoint ここでも丹田を意識して、下腹に力が入るように呼吸をします。発作が起きているときは体に力が入っているため、歯を食いしばったり、ハンドルを持つ手に力を入れたりしないように注意しましょう。 3.最後は、口からでも鼻からでも大丈夫なので、自然に息を吸い込む。 ■教えてくれたのは....小塚高文先生 大学卒業後、政府系金融機関に就職するも目の難病を患い失職。鍼灸治療で希望を取り戻し、自らも治療家の道を志す。現在は、鍼灸院「鍼灸TAKA」院長。著書に『パニックくんと不安くん パニック障害・不安障害を自分で治す方法』(自由国民社)ほか。