コスパ最悪なのは? リバプール年俸ランキング1~10位。活躍と金額が見合っていないのは?
「年俸」はサッカー選手を評価する指標の一つだ。世界的名門リバプールで最も高額な給与を手にしているのは誰なのか。今回はリバプール所属選手の年俸ランキングを紹介する。※推定年俸は『Capology』を、スタッツは『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
10位:ドミニク・ソボスライ(ハンガリー代表) 生年月日:2000年10月25日 推定年俸:725万ユーロ(約10.6億円) 23/24リーグ戦成績:31試合3得点2アシスト ハンガリー代表のドミニク・ソボスライは、オーストリアのザルツブルクで成長し、2021年からドイツのライプツィヒで活躍して評価を高め、昨年夏に7000万ユーロ(約98億円)の移籍金でリバプールに加入した。 187cmの長身で、中盤から前線に顔を出すプレーが得意なソボスライは、得点関与も魅力だ。リバプールでは開幕戦から先発出場すると、攻守に見事な存在感を放ち、プレミアリーグでは第10節までフル出場を続けた。23歳の若手でありながらシーズン序盤戦で衝撃を与え、7000万ユーロという移籍金の価値がある選手であることは証明されたと言えるだろう。 ただ、2024年に入ってからは、ややペースダウンしている印象がある。2月に負傷離脱しただけでなく、最近はパフォーマンスが落ちている様子だ。その影響か、ユルゲン・クロップ監督はリーグ戦直近5試合で4回はベンチスタートとしている。また、過去2シーズンはブンデスリーガで6得点8アシストを記録していたことを考えると、今季のプレミアリーグで2得点3アシストというのは、少し物足りないかもしれない。 それでも、ソボスライは今季のリバプールにおける中盤の主力の1人だったことは確かだ。好調時のパフォーマンスを継続できるようになれば、もっと高い給料をもらっても不思議ではない。
9位:ダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ代表) 生年月日:1999年6月24日 推定年俸:846万ユーロ(約11.8億円) 23/24リーグ戦成績:34試合11得点8アシスト ダルウィン・ヌニェスの年俸が846万ユーロ(約11.8億円)ということに対して納得しているファンは少ないだろう。それほど、期待を裏切っていると言える。 2022年夏にベンフィカから8500万ユーロ(約119億円)の移籍金でやってきたヌニェスは、2022/23シーズンのプレミアリーグで9得点という数字だった。加入1年目だったということもあって周囲は今後に期待していたが、今季もここまでリーグ戦で11得点とふるっていない。ヨーロッパリーグで5得点を決めるなど、結果を残していないわけではないが、プレミアリーグで首位のマンチェスター・シティではアーリング・ハーランドが25得点を決めており、エースの働きをしているだけに、ストライカーの決定力の差を感じずにはいられないだろう。 特にヌニェスの評判に影響している要素は、決定的なチャンスを活かせないところにありそうだ。フリーで決められそうな場面で、なぜか強烈なシュートをGKの正面に蹴ってしまうことがよくある。こういったチャンスを決めていれば今頃もっと得点数は伸びていただろう。 最近は、自身のSNSからリバプール関連の投稿を一気に削除したことでも話題になっており、ファンとの関係は冷え切っている。決して悪い数字ではないとしても、優勝を争うチームのエースとして考えると、もっと活躍して欲しいというのがファンの気持ちではないだろうか。