親友・西田敏行さんへの思い…松崎しげる&柴俊夫&田中健「絶対に忘れられないです。忘れるわけがないです。ありがとう」
11月17日(日)の『ボクらの時代』は、松崎しげるさん、柴俊夫さん、田中健さんが登場しました。 【写真】西田敏行さんをしのび涙を堪える親友・松崎しげる&柴俊夫&田中健の写真を見る 3人は、先月亡くなった俳優・西田敏行さんをしのびました。西田さんとは、デビュー間もないころからの親友同士、2022年に亡くなった志垣太郎さんと「五人会」を結成するなど、苦楽をともにしてきた仲です。 柴さんと松崎さんの間には、3人の発案で、西田さんのための席が用意され、西田さん、志垣さんとの思い出の写真も飾られました。
柴俊夫 ここまで長く付き合ったのは「人間がいいから。君を尊敬しているから」
西田さんとの楽しい思い出が語られるなか、柴さんは、西田さんのことを「人を喜ばせることが好きな、エンターテイナー」と称しました。 柴:一つの例を挙げると、松崎しげるのコンサートで隣に座っていると、西やんは「俺、来てるよ」って意思表示をするわけ。 松崎:うん、うん。 柴:松は、俺たちが来ていること、知っているんだけど。「早く、俺を舞台に呼ばねぇかな…」って(笑)。それで、(松崎さんが)「西やんが…」って言ったら、「はい、はい、はい」って(手をあげるジェスチャー)。要するに、“行って、やりたい”んだよ。みんなを喜ばせたい、その精神というか、それは絶対、誰よりも抜きん出ていた。でもそれ以上に、西田敏行が素晴らしいのは、人間性。俺は、そこにほれたな。だから、もっともっと長く一緒にいたかった。 田中:うん。 柴:「西やんね、あんた、役者として素晴らしいよ。だけどね、(それだけで)半世紀は付き合わないよ」って言ったら、「なんでだ?」っていうから、「人間性がいいから」って、俺、偉そうに言ったんだよ。「人間がいいからでしょ。君を尊敬しているから」って。これは、俺が同い年だから言えたんだけど。 柴さんは「それを今考えると、なにかせつなくて…」と声を震わせ、目頭を押さえました。 すると、松崎さんも「思い出が多すぎる」と、西田さんへの思いを語りました。 松崎:あの人がいないと、俺は頑張れなかったんだなって思うくらいに。あの背中、おじいちゃんみたく曲がってきてるんだけど、それも全部、西田敏行で。 田中:うん。 松崎:お棺に入ったときの、あの顔を見たとき、まだお芝居してるんじゃないかって思うくらい。すごい役者だなって。(涙をこらえながら)絶対に、あいつに声かけようと思っていたのが…「西田、日本一」。 田中:(涙をこらえ、天を仰ぐ) 松崎さんは「僕にとっては、体の一部に近いものもあった」と語り、西田さんの席に向かい「忘れないですよ。ね。絶対に忘れられないです。忘れるわけがないです。ありがとう」と、涙ながらに語りかけました。 柴:ホント、そうだね。「ありがとう」だな。感謝だ。 松崎:これから、西やんの分まで俺らが楽しまないといけない。もっと、もっと。楽しいことが大好きな人だから。最後にあいつが言ってたように「老いを楽しむ」。 田中:うん。 松崎:西田敏行をね、みなさんがいろんな形で思い出してくれるっていうことが、故人が一番喜ぶことだし。 田中:一番の供養ですよね。 最後は、西田さんの席を含め、3人が手を取り合い「老いを楽しもう」と誓い合いました。 涙をこらえきれなかった松崎さんが「ああ、我慢してたのにな」とこぼすと、田中さんは「いいの、いいの」と、やさしく声をかけました。 『ボクらの時代』2024年11月17日放送より
めざましmedia編集部