巨人・菅野智之が小林誠司とのタッグで完全復活か 他球団から「全盛期と重なる」
背番号「18」の先輩からのエール
菅野は入団から18年まで背番号「19」をつけ、19年以降にチームのエースナンバー「18」に変更している。18の先駆者で巨人のエースとして活躍した野球評論家の堀内恒夫はエールを送っている。 「18番の背番号は重い。そして、菅野は責任感が強いと聞く。時々、菅野が悩んでいる姿を見ると、19番のままでいたら、もっと伸び伸びと投げ続けていたのだろうか。そう思うときもある。俺は、18番のユニフォームを着ながら敗戦処理としてマウンドに立ったこともある。エース番号を着けながら、こんなことでいいのかと葛藤したさ。恥ずかしくもあった。でもさ、自分の思いとチームの思いが、いつも一致するわけじゃない。その中で、自分はどう着陸するのか。それだけを考えて、伸び伸びと投げ続けてほしい。頼みましたよ」 22年に10勝をマークしたが、昨年は4勝止まり。下降線をたどっているように見えたが、投球内容を見ると復活の兆しは見えていた。白星には恵まれなかったが、夏場以降は先発ローテーションで不安なく腕が振れるようになり、9月は3試合登板で月間防御率2.65と安定していた。 まだシーズンが始まって1カ月も経っていない。エース復権と呼ぶのは菅野に失礼だろう。戸郷翔征、山崎伊織と切磋琢磨して投手タイトルを争うような数字を残したとき、V奪回が見えてくる。 写真=BBM
週刊ベースボール