<頂点へ・2020センバツ明石商>選手紹介/10止 山口瑛史選手/久保陽太郎投手 /兵庫
◇攻守でチームに貢献 山口瑛史(あきひと)選手(2年) バントの構えからヒッティングに切り替える「バスター打法」に取り組んでいる。「逆方向へのヒット性の当たりが増えた」と手応えを口にする。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 タイミングを取りやすく、スイングが安定するため、プロでも取り入れる選手がいる打法だ。2月の紅白戦で、福井雄太選手(2年)から「バスターの方がいいよ」とアドバイスを受けたのがきっかけ。「投手の球筋を見極めやすいし、そのままバントもできる」と納得し、本格的に取り組み始めた。 2019年秋の公式戦では、主に三塁コーチを任された。監督のサインを走者に伝えたり、本塁へ回すかを判断したりする重要なポジションだ。「試合前の練習で相手の守備をよく観察し、肩の強さを確認する。走者の足の速さも頭に入れている」と話す。 「冬に鍛えた守備と流し打ちでチームに貢献したい。ランナーコーチとしては、走者に声をかけて落ち着かせたい」。センバツでの活躍を約束した。 <1>170センチ、62キロ<2>右投げ左打ち<3>加古川・加古川中<4>映画鑑賞<5>好き=カレー、嫌い=野菜<6>吉田正尚外野手(オリックス) ◇狙う次期エースの座 久保陽太郎投手(1年) 180センチ、81キロの恵まれた体格から、ダイナミックなフォームで投げ下ろす。最速136キロの重い直球にカーブなどの変化球を織り交ぜ、打者のタイミングを外す。 中学3年の時、夏の甲子園で明石商の試合を観戦した。「応援がすごかった。自分もこの中に入り、競争してうまくなりたい」。自分を高めるために入学を決意した。 尊敬する人物に、本格派の中森俊介投手(2年)と、2019年夏の甲子園で活躍した軟投派の杉戸理斗投手(大阪体育大進学)の名を挙げる。2人を念頭に、「連投できて変化球をうまく使える投手になりたい」と理想の投手像を語る。 わずか18人のセンバツのベンチ入りメンバーを目指し、ライバルたちと切磋琢磨(せっさたくま)している。「課題の制球力を高めてベンチに入りたい。もし投げる機会があれば、力のある選手を抑えたい」。目標は次期エースの座だ。 <1>180センチ、81キロ<2>右投げ右打ち<3>加古川・平岡南中<4>音楽鑑賞、動画鑑賞<5>好き=肉、嫌い=――<6>上林誠知外野手、周東佑京内野手(ともにソフトバンク)=おわり ……………………………………………………………………………………………………… 【メモの見方】<1>身長・体重<2>投・打<3>出身中学<4>趣味<5>食べ物の好き嫌い<6>目標の選手 〔神戸版〕