1回1死二塁、近藤は右越え2ランを放ち山川（左）の出迎えを受ける（撮影・栗木一考）

　◆ソフトバンク8―1ロッテ（4日、ペイペイドーム） 　ソフトバンクが、若手右腕の快投と打線の爆発でロッテに快勝した。 ■「えーっ！ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 　プロ初先発の大津は初回に1失点したが、その裏、打線はロッテ美馬に対し今宮の左翼線二塁打などで1死一、二塁とすると、4番山川が左翼線へ2点二塁打をは放ちあっさり逆転に成功した。 　さらに勢いづいた打線は続く5番近藤が右翼テラス席への今季1号2ランをマーク。その後、海野も右翼越え適時二塁打、周東も左翼線適時打を放つなど打者一巡の猛攻で一挙6点を奪って、主導権を握った。 　初回から打線の大量援護を受けた大津は2回以降は立ち直り、持ち前の制球力の高さと多彩な変化球を駆使しロッテ打線を封じた。6回までを投げ8安打こそ許したが無四球も生きて2回以降は5イニング連続で無失点。プロ初先発のマウンドで6回1失点と十分すぎる仕事を果たし先発初勝利をつかんだ。 　3日の同カードは延長12回の末、痛い敗戦。試合後に小久保監督は「楽な展開というのがなかなかできていない。投手に負担がかかり過ぎていると思う」と話し、開幕から5試合で計12得点と1試合平均2・4点にとどまる打線に奮起を求めていた。一夜明けたこの日は初回から強力打線が本領を発揮。若手右腕の快投と打線の爆発でチームは開幕から2カード連続の勝ち越しを飾った。