フランス語からタイ語まで 幅広い言語に対応する東京・台東区の観光戦略
ドルやユーロで買い物できるサービスも
増える外国人観光客への対応を充実させようとしているのは、台東区という行政だけではありません。浅草の商店街は昨年6月から証券会社のマネーパートナーズと協力して、ドルやユーロでも買い物ができるサービスを開始しました。 「浅草界隈の個人経営の店ではクレジットカードを扱っている店が少なく、またクレジットカードは導入するための設備投資も必要です。そのため、二の足を踏む経営者も多かったのですが、外貨をそのまま使える同システムは初期導入コストが安く抑えられるので、現在は70店前後が導入しています」(マネーパートナーズ広報) 増える外国人観光客に対して、台東区では「言語」「食」「お金」といったさまざまな面での環境整備が進められています。 (小川裕夫=フリーランスライター)