税滞納者情報の書類、一時紛失で懲戒処分 佐賀税務署職員、減給10分の1
福岡国税局は28日、税滞納者の情報を記載した書類を持ち出して一時紛失したとして、佐賀税務署(佐賀市)の男性職員を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。 同局によると、男性職員は5月29日、佐賀、多久、小城市の滞納者250人の氏名、住所、電話番号、業種、滞納額などが記載されたリストを帰宅途中のバス車内で紛失した。リストは6日後の6月4日、別の車両で乗務員が発見した。 同局はリストの記載者に連絡をとり、これまでに216人に謝罪。残り34人にも連絡をとる。情報の流出は確認されていない。 野元博国税広報広聴室長は「行政文書や納税者情報の適正な管理をさらに徹底し、信頼回復に努める」などのコメントを出した。(丸山美陽)
丸山美陽