日本史の偉人「意外と二面性ある」驚きのトップ3。戦国時代や幕末の偉人も、どんな二面性?
『新選組遺聞』で紹介されている、総司の教え方にも、天才肌の一端が垣間見える。 「敵を刀で斬るな、からだで斬れ斬れ」 総司は「三段突き」が得意で、指導では農民相手にも容赦なく突きを浴びせた。農民たちはしゃべれないほど、喉が腫れ上がったという。恐ろしい……。 ■意外な一面にこそ歴史人物の本質がある 歴史に名を残すほどの偉業を達成した偉人たちからは、いろんなことを学ぶことができる。その性格を見てみると、ダメ人間だったり、型破りな性格だったりで、周囲をひきずりまわしていたりする。
そんなちょっと意外な一面にこそ、その人物の本質があり、また偉業を成し遂げる重要なファクターになっていたりもする。新著『ひょんな偉人ランキング』では、日本史に登場する人物を50項目、それぞれベスト3までランク付けを行った。 今回の記事では「二面性」でのランキングを発表したが、本書では「忘れ物がヤバい」「疑り深いネクラ」「すぐ炎上しそう」など多岐にわたる項目で、ランク付けを行っている。 本書を読んで「偉人もこんな素顔があるんだ」と知ることで、勇気づけられることもきっとあるはず。ぜひ、ご一読を。
真山 知幸 :著述家