【韓国】野党6党が大統領の内乱特別検事法を再提出「国会を通過するまで何度も発議する」
韓国野党の、共に民主党など6党が9日、一部の内容を修正した内乱特別検事法を国会に提出した。 韓国のニュース専門テレビ局YTNなどが伝えた。非常戒厳を発令した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の内乱容疑を、特別検事(特検)に担当させる法案。今回の法案では、崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行と与党が問題視していた特検の推薦権を第三者に渡すことに修正した。与党は、独自の特検法の議論を始めるという。 特検法可決には国会の3分の2にあたる200人の賛成が必要で、これまで国会で2度否決された。野党の192席では足りず、与党国民の力の離脱票が必要な計算となり、前日8日の再採決では2票差で否決されたばかり。3度目の提出をされる背景には、離脱票を刺激し、崔相穆大統領権限代行の拒否権や与党の反対票に対して、特検受け入れへの圧力をかけようとしているものとみられる。 YTNは9日「内乱の事態を起こすために北部の軍事攻撃を誘導したという趣旨の尹大統領の外為罪の容疑を追加した」と伝えた。 共に民主党は「特検は国会を通過するまで、何度も発議する」と表明している。