個人事業主らの“78.7%”が現在の職業に「yes」と回答…理想の人生追求しやすい働き方とは 「自己決定」で幸福度アップへ…ライフデザインの重要性
アクサ生命の調査によると、自営業者や個人事業主らの78.7%が、現在の職業を理想の人生の追求に適した働き方だと考えていることが分かった。その理由として「自分の裁量で物事を決められる」自由さが挙げられた。専門家は、人生を豊かにするためのライフデザインの重要性を強調する。 【画像】自営業者や個人事業主などが、自分の理想の人生を追求しやすい働き方だと思う理由のトップ5
理想を追求する先に「自由な裁量」と働き方
理想の人生を送るために必要なものは何か、働く人の本音を聞いた。 アクサ生命が、20歳から79歳の自営業者や個人事業主、士業、小規模企業経営者を対象に行った理想の人生や働き方に関する調査「ライフマネジメントに関する調査2024」によると、現在の職業が、自分の理想の人生を追求しやすい働き方だと思っている人は78.7%に上った。 理由として、最も多かったのが、「自分の裁量で物事を決められる(74.3%)」で、次いで「自由な働き方できる(45.4%)」、「勤務時間に縛られない(42.0%)」、「頑張った分だけリターンがある(39.8%)」、「自分の力を試すことができる(34.3%)」となり、自由な働き方が魅力のようだ。 また、「理想とする人生があるか」という質問には、半数の人が「ある」と回答した。 その理想の人生を実現するために何が必要かを尋ねると、「健康管理」が最も多く、次いで「貯蓄形成」、「目標の設定」となった。 働く皆さんは、理想の人生を歩めているか聞いた。 Q. 理想の人生を追求しやすい職場ですか? 製造業(20代): それは分からないですね。自分はやりたいことがあるので、それの葛藤。飲食店をやりたい。自分はお金を稼ぐよりも楽しければいいと思っているので、人に幸せを与えられるような仕事をできればいい。やりたいことやった方がいいですよ。 科学メーカー研究職(20代): かなり、チャレンジしたいことを積極的にやらせてもらっているので良い職場だと思います。私1年目ですが、やりたいと言ったことの8~9割は、積極的にやっていいよとやらせてもらっています。常に、自分のやりたい事を仕事にできるのが、最終的な目標かなと思います。 Q. 理想の人生は? IT関係(20代): 1歳と3歳の息子がいるので、今、高齢化社会とか少子化で、日本の人口がどんどん減って、人手不足になっている状況で、より日本の生産性を上げていけるようなサービス・支援をしていけるようなことをして、息子たちが、この日本に生まれて良かったなと思える日本にしていくことが今の夢です。 Q. 不安は? IT関係(20代): お金に関しては、ライフプランナーの方と一緒に人生設計を立てて、妻からは「早く貯蓄1億出せ」と言われている。今後のキャリアアップ次第にもなるが、例えば、自分で独立をして、会社を経営して、より大きな資産をもっていくとか、妻自身も自分で事業するとか、どう働くか決まっていないけど、パートナーと協力し合いながらやっていけたら良い。 Q. 今の職場は、理想の人生追求しやすい職場? 営業職(50代): あまり該当しないかなと思う。営業ってお客さんがあることなので、自分のペースで仕事できなかったり、忙しいのが集中したり、浮き沈みも多い。 Q. 理想の人生とは? 営業職(50代): 好きな仕事ができて、仕事が好きになれて、ある程度お金がたくさんなくても生活できるだけあって、しっかり家族で健康に過ごすというのではないか。今一人なので、家族いないので、家族を持っておけば良かったというのはある。お金ももっと使わなければ良かったとか。 営業職(40代): 「良い子になる」とか「良い人にならなきゃ」とか、「世間から見てこういう人生がいいって思われるから」というところで、人生を仕事だけではなく、パートナーとか結婚相手とかを選んでいる方っていうのもすごく多い。でもなかなか話を聞くと幸せではなかったり、色んなトラブルが起きている人たちが多い。 Q. 理想の人生のために必要なことは? 営業職(40代): 自分を生きるということでしょうかね。