【C大阪】GK上林豪「自分の全て懸けて、このクラブで戦いたい」大学での経験生かしV導く
セレッソ大阪は9日、大阪市の本拠地ヨドコウ桜スタジアムで新体制会見を実施。アーサー・パパス新監督(44)とともに新加入した5選手が参加し、抱負を語った。 【写真】左から上林豪、古山兼悟、パパス監督、畠中槙之輔、中村拓海、福井光輝 特に熱い思いを打ち明けたのが大学NO・1、明大から入団したGK上林(かんばやし)豪(22)だ。C大阪ユース(U-18)からトップに昇格できず、大学経由での帰還となった。 「ジュニアからユースまで8年間、お世話になったC大阪に帰ってこられて本当にうれしい。自分の全て懸けて、このクラブで戦いたい」と第一声。 現在の心意気を漢字1文字で表現すると「導」になったという。 「C大阪をJ1優勝に導く、タイトルに導く、サポーターを笑顔に導く、勝利に導くという思いを込めた。C大阪にオファーをもらうために大学で日々やっていたし、そのために自分を高めた4年間だった」 今季のGK陣は、ユース所属の高校3年、イシボウ拳(17)を含めれば4人体制になる。レジェンドの元韓国代表キム・ジンヒョン(37)を筆頭に、同じ新入団のGK福井光輝(29=町田)と上林の争いだ。33歳のヤン・ハンビンはJ2鳥栖へ完全移籍し、36歳の清水圭介は退団。大きく若返っている。 「自分はハイボールの処理や、アタッキングフットボールの中でチームを救うビッグセーブが武器だと思う。例え自分がサブであっても、チームのためにやれる。僕自身、C大阪のサポーターでもあったことで、みなさん(サポーター)の思いが分かる。みなさんに明日への勇気や活力を与えられる選手、チームでありたい。そのために戦いたい」 187センチ、84キロ、奈良県生まれの上林が、セレッソ愛も武器にレギュラー争いに食い込む。