オスカーノミネーション発表、がっかりしたのは誰?
オスカーノミネーションが発表された。作品部門の候補は妥当なところで大きなサプライズはなかったが、ほかの部門では意外な候補漏れもあった。 一番は、『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督と、主演女優のマーゴット・ロビー。作品、助演男優(ライアン・ゴズリング)、助演女優(アメリカ・フェレラ)など、ほかの部門では入ったが、この大ヒット映画に最も貢献したこのふたりが落ちたことには、ソーシャルメディアで怒りの声が上がっている。 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』も、作品、監督(マーティン・スコセッシ)、主演女優(リリー・グラッドストーン)、助演男優(ロバート・デ・ニーロ)などで候補入りしたが、レオナルド・デカプリオは主演男優部門から漏れた。 また、ディズニー100周年記念作でミュージカルの『ウィッシュ』は、長編アニメーション部門にも、歌曲部門にも入らなかった。同じく長編アニメーション部門では、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』も漏れた。歌曲部門に『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』の「Road to Freedom」が入らなかったのもやや意外だ。 ドキュメンタリー部門でも、批評家の評価が高く、ここまでのアワードでも健闘してきた『STILL:マイケル・J・フォックス・ストーリー』、『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』が候補入りを逃した。 『バービー』 2月2日(金)より リバイバル上映 (C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. 文=猿渡由紀