退団候補でもおかしくなかったところから“欧州最高クラスのCB”へ? フリックがバルサで変えたベテランCBの評価
クバルシの相棒として頼れるリーダーに
今季よりバルセロナを指揮するハンジ・フリックは積極的に若手を起用しており、すっかり若い選手たちがチームの中心となりつつある。 しかし、チームのセンターラインを統率するベテランの存在も見逃せない。最前線ならば36歳のFWロベルト・レヴァンドフスキだが、最終ラインではセンターバックに入る33歳のDFイニゴ・マルティネスだ。 フリックは開幕当初からマルティネスに全幅の信頼を寄せており、ここまでラ・リーガ第8節のオサスナ戦を除く全てのゲームに先発している。相棒の若きDFパウ・クバルシをサポートするうえでも重要な存在なのだ。 ただ、昨季のマルティネスは絶対的な選手というわけではなかった。スペイン『as』もその激変ぶりに驚いていて、今夏に退団の話が出ても不思議ではなかったと取り上げている。 「マルティネスの状況は2カ月余りで変わった。彼は絶対的な選手ではなく、退団候補として名前が挙がっていたほどだ。しかしフリックは、すぐに状況を変えた。今では彼を欧州最高のセンターバックと評する声があるほどだ。マルティネスはラ・リーガ最高のディフェンスリーダーであり、クラシコでもレアルを何度もオフサイドに引っ掛けて貢献した」 バルセロナではロナルド・アラウホ、アンドレアス・クリステンセンが負傷離脱しているため、両者が復帰すれば序列が変わる可能性はある。しかしここまでのマルティネスの働きに文句はつけられないはずで、今のところマルティネスを外す理由はなさそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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