【NFL】レイブンズ、スティーラーズ戦で不調もKタッカーの交代を検討せず
現在のジャスティン・タッカーはかつてのようなキッカー(K)ではないかもしれないが、だからといってボルティモア・レイブンズが彼を切り捨てる準備をしているわけではない。ヘッドコーチ(HC)のジョン・ハーボーは現地18日(月)に、レイブンズはタッカーの代わりを試すことは検討していないと報道陣に明かした。タッカーはその前日に行われた試合でフィールドゴールを2回外し、レイブンズは地区ライバルのピッツバーグ・スティーラーズに2点差で敗れている。
チーム公式記録によると、ハーボーHCは「現時点で最良の選択肢は、ジャスティンを本来の状態に戻すことだ。彼にはその能力が十分にあるからね。ジャスティン・タッカーに対する信頼は、決して失っていない」と述べたという。
タッカーの不調は日曜日の敗北に大きく影響し、レイブンズは低得点の試合における2回のポゼッションで得点を逃した。その後、レイブンズは今回の試合で最も優れたドライブで逆転に成功したものの、試合終盤にはタッチダウンを決める前に8点差をつけられていたため、2ポイントコンバージョンを試みることを強いられた。
レイブンズが実行したプレーが、意図通りにうまくいく見込みは最初からなかった。そもそもレイブンズはそのような状況に陥るべきではなかったが、タッカーのミスに加え、オフェンス全体の調和が取れていなかったことにより、そうした状況に追い込まれている。
タッカーの能力に対する疑問は、日曜日のパフォーマンスだけに基づいているわけではない。タッカーはNFLキャリアで最悪のシーズンを送っており、11週間を終えた時点でコンバージョン率は73%未満となっている。かつてNFL史上最も正確なキッカーとして知られていたにもかかわらず、日曜日のミスでその名誉を失ったタッカーは、今では信頼できない存在となり、場合によっては足手まといとなっている。
ハーボーHCは月曜日に「彼はきっと解決するだろう。うちにはコーチがそろっている。テクニックもある。映像を見ているし、彼の練習も順調だ。あとはまっすぐ蹴るだけだ」と語った。