マイナンバーカードでなにができる?セキュリティに不安は?紛失したら…全部デジタル庁に聞いてきた【体験】
「マイナンバーカードをとりあえず作ったけれど、いつ使ったらいいかわからない」「持ち歩くのは怖いから家にしまいこんだまま」 マイナンバーカードでなにができる?セキュリティに不安は?紛失したら…全部デジタル庁に聞いてきた【体験】 そんな人も多いのではないでしょうか? マイナンバーカードは、意外と多くの手続きやサービスで利用に活用できます。どんなことができるのか、どうやって使えばいいのかをデジタル庁の体験会で聞いてきました。
マイナンバーカードは紛失したら危ない?
「マイナンバー制度」は、行政手続の簡素化や効率化、所得や年金などの行政サービスを公平に受けられるようにすることなどを目的としたしくみ。 日本国内に住民登録のあるすべての人に12桁の「マイナンバー」が割り当てられます。そして、自分のマイナンバーを証明できる顔写真つきの証明書が「マイナンバーカード」です。 マイナンバーは、「人に見られると大変なことになりそう」というイメージがありますが、実際にはマイナンバーだけで手続きができるわけではなく、必ず本人確認が行われるため、12桁の番号を他人に知られただけでなりすましなどの被害が起こる心配はないそうです。 また、マイナンバーカードのICチップにプライバシーの高い個人情報は入っておらず、暗証番号の入力を一定回数間違えるとロックがかかったり、不正に情報を読み出そうとするとICチップが壊れたりといった安全対策も行われているとのこと。 ちなみに、万が一カードをなくしたり盗まれたりした場合は、紛失・盗難専用の窓口に連絡することで24時間・365日利用停止が可能。 停止したカードは無効となり、その後、新しいカードを再発行することになります。手続きの流れとしては、クレジットカードを紛失した場合と同じようなイメージですね。
実はいろいろなところで活用できる!
そんなマイナンバーカードと、スマホアプリの「マイナポータル」を使うことで、さまざまな手続きを楽に行えるようになります。 コンビニ交付サービス たとえば、「コンビニ交付サービス」は、コンビニの端末にマイナンバーカードをかざし、暗証番号を入力することで住民票などの証明書を取得できるサービス。書類の取得のために市役所や区役所まで行く必要がないのは、忙しいビジネスパーソンにとってはかなりありがたいことです。 さらに、Androidスマホを利用している場合は、スマホ内にマイナンバーカードの情報を入れることのできる「スマホ用電子証明書」を使うことで、マイナンバーカードがなくても取得できるようになります。 まずは東京都内のローソンとファミリーマートから開始し、1月から順次全国のコンビニに拡大予定とのこと。 引越し手続き また、引越しをするときも、従来なら転出元と転出先それぞれの市区町村の窓口で手続きを行う必要がありましたが、「引っ越し手続オンラインサービス」を利用することで、マイナポータルから転出元の市区町村にオンラインで転出届を出すことができるようになり、窓口に足を運ぶ必要がなくなります。 何かとやらなければいけないことの多い引越しで、これはかなり助かりますね。 このほかに、確定申告に必要な情報をe-Taxから自動で取得して申告書の作成をスムーズに行えるようにしたり、ふるさと納税の申請をオンラインで行ったり、子育てに関するサービスを簡単に検索したりといったことも可能です。