NPB「信頼著しく毀損」 フジが他局日本S放送中にWSを再放送で取材証没収
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会が11日、都内で開かれ、NPBが日本シリーズでフジテレビから取材証を没収した問題について協議した。 フジテレビは、日本シリーズが他局でナイター中継された時間帯に大リーグのワールドシリーズのダイジェスト番組を放送。これを問題視したNPBが取材証を没収し、9、10日の侍ジャパン―チェコ戦でも同様の措置を取っていた。 NPB・井原敦事務局長は「放送局を含む全てのプロ野球関係者の協力体制でシリーズの価値の最大化を図っている。その協力体制が損なわれ、信頼関係が著しく毀損(きそん)された」と説明。今後は協力体制を改めて築くため、同局と対話を進める方針を確認し、今後のNPB主催のトライアウトなどの取材証は通常通り発行される。