空気階段が語る、おいしいカレーとコンビ仲の秘密 かたまり「カレーはジャズだ!」もぐら「あんなの無味だ!」
◆やっぱり僕らはコントが食いぶち ――そろそろ本題の全国ツアー『ひかり』の話も聞かせてください。5月から過去最大規模のツアーが始まりますが、準備は順調ですか? かたまり 過去の単独に比べると準備のスピードは速くて。年によっては本番前日の夜中まで台本を作って、そこから寝ずに覚えて、みたいな時もありました。でももう単独も7回目になって、ペース配分も考えるようになってきましたね。 ――単独公演に挑戦し続ける理由は? もぐら そりゃあ楽しいからっていうのが一番ですね。子供の頃の発表会の延長みたいな感じですよ。成長した僕らを見てくださいっていう。 かたまり やっぱり僕らはコントが食いぶちなんですよ。テレビとかこういう取材のお仕事もたくさんあるんですけど、それをこなして「これがお給料です」って言われてもちょっと違う感じがして。お金をいただいて「ありがとうございます」とスッと受け取れるのは、僕らの場合コントだけなんです。 例えば僕が「今からカレーの作り方をみなさんに教えます」って言って、それでお金をいただいても、「これでお金をいただいていいのか?」って迷いが生まれますもん。コントは12年間、一生懸命やってきたものだし、これでならお客さんにお金をいただいてもいいかなと思うものなので、続けられてますね。 ――今回の全国ツアーで史上最多の25000人を動員するということですが、今後の目標は? かたまり 吉本って、何年かに1回マネージャーのヒアリングがあるんです。そのコンビで「今年の目標はどうする? 3年後は? 10年後は?」みたいなことを話し合う。何年か前にそれをやった時に、「5年後に、コントライブで最大動員数を記録したい」って言ったんです。今は分からないですけど、当時その記録を持ってたのはラーメンズさんだったんじゃないかな。 ――ラーメンズは舞台での活動がメインでしたからね。 かたまり そう、半年で50公演とかやってらしたんで、そこを超えたいというか。願わくば日本中の全員に観てほしいという気持ちですね。でも25000人という数字にちゃんとビビってますね、「多いな~」って。 コントは会場が大きすぎてもお客さんが見えないですから、今回1回1500人入る公演とかもあって、ちょっとデカすぎるんじゃないかっていう気持ちもありますね。 ――最後に、今日のテーマのカレーと『ひかり』で一言お願いします! もぐら やっぱりカレーには「ヨード卵・光」! ――ウインナーとエビ煮込みじゃないんですか(笑) もぐら ウインナーとエビとヨード卵・光をトッピングしたカレーを食べて、腹満タンにした状態で僕らの単独ツアーを観に来てください!(笑)