万博で不思議な国に迷い込む…パナソニックHDが公開、パビリオン「ノモの国」の中身
万博会場で不思議な国に迷い込む―。パナソニックホールディングス(HD)は19日、2025年大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の展示概要を発表した。パビリオンの体験エリアを訪れた子どもが、ノモの国と呼ばれる異国を探索するというコンセプト。空間演出や行動解析など同グループの技術を活用し、子ども一人ひとりの個性や特性を体験内容に反映する。 【写真】パナソニックHDのパビリオン「ノモの国」 ノモの国は体験エリアと展示エリアで構成。体験エリアは「森」「谷」など四つのゾーンがあり、立体音響や映像で異国を演出する。森に見立てた空間を子どもが自由に探索し、その行動履歴などを分析。子どもの感性に合わせ体験内容を展開する。自身の感性や可能性を見いだすきっかけ作りを狙う。 同日開いた報道陣向けの内覧会では、建設中のパビリオン内でどのような演出や展示を行うのか拡張現実(AR)で説明した。パナソニックHDの小川理子関西渉外・万博推進担当参与は「自分の感性が解き放たれる瞬間を体験してほしい」と期待を述べた。パビリオンの予約は、9月25日から10月6日までに約1万6000人分の枠を設ける。