ラーケーション、徳島県立中学・高校47校で導入…年間3日上限に平日休んでも欠席にならず
子どもが保護者らと校外で体験活動を行うことを前提として平日に休む「ラーケーション」について、徳島県教育委員会は4月から、県立の中学や高校など計47校で導入する。後藤田正純知事が7日の定例記者会見で明らかにした。
ラーケーションは「ラーニング(学習)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。保護者の都合に合わせて子どもが学校を休んでも欠席扱いにならない。土、日曜に休みにくい業種で働く家庭に配慮した制度で、2023年に愛知県で初めて導入され、各地に広がっている。
推奨される活動は自然や歴史・文化、進路に関わる体験などで、取得したい場合は休みの日程や活動内容を在籍校に申請。年間3日を上限に休め、土、日曜や祝日と組み合わせることもできる。出席できない授業は家庭学習で対応する。
会見で後藤田知事は「子どもが学びたいこと、(親が)学ばせたいことに取り組んでほしい」と話した。市町村立学校での導入については、各市町村教委が判断する。