「こんな裏技あったのか…」シマノのベイトリールはスタイルによって使い分けるべし!仕組みと基本を徹底解説!
どれも機構に大きな差異はなく、シンプルにキャストできるスピニングリールとは異なり、メーカーごとに独自の構造を持つベイトリールはいささか扱うのが難しい…。そうお嘆きの貴方に送る当企画。案ずることなかれ、どんなベイトリールのセッティングも基本は同じ。各メーカー推奨のセッティング方法をご紹介しよう!今回は自転車部品において圧倒的な世界シェアを誇りながら総合釣具メーカーとしてもトップシェアを誇る「シマノ」ベイトリールの超基本を解説していきます。 【画像】シマノベイトリールの仕組みと基本の写真ギャラリー
唯一無二のデジタル・コントロール。安定の遠心、一部にマグネットも!
シマノのベイトリールには現在3つのブレーキシステムが展開されており、特に有名なのが唯一無二のブレーキシステムである「DC(デジタル・コントロール)」。 ブレーキ力の強弱は内蔵マイコンが常に最適値を保つことでライントラブルを防ぎ、飛距離を大幅に向上させるシステムである。 そしてシマノといえばお馴染み、バスアングラーを中心に圧倒的な支持を得ている伝統の遠心力ブレーキが「SVS(=Shimano Variable brake System)」。現在は「SVSインフィニティ」へと昇華している。 さらに近年のバスから渓流、そしてライトソルトゲームと広がりをみせているベイトフィネス。そんなベイトフィネス機には「FTB(=Finesse Tuned Brake)」と呼ぶマグネット方式が採用されている。
DC(デジタル・コントロール)/まずは使用するラインの種類を選択、ダイヤルMAXから試投!
リール自体が内蔵マイコンによってオートマチックにブレーキ制御するのがDCブレーキ。例えばカルカッタコンクエストDCの場合、サイドプレートを開けると、内部にナイロン・フロロカーボン・PEの3モードダイヤル。使用ラインに合わせてセットして試投。外部ダイヤル4から始め最適値を探す。なおWは強風時に対応するWindモードだ。
SVSインフィニティ/気になるのは内部シュー、ON/OFFはどうすべきか
スプールサイドのブレーキシュー4個はすべてONにして、外部ダイヤルでの調整が基本。同じブレーキ力を求めるならシューのONを少なくするほどに、ダイヤルでの微調整が効きやすくなる。ダイヤルはMAXから始め、余力を秘めるなら1段階ずつ弱めにセットを。