バットマン85周年を記念した特別なトゥールビヨン!? 『ダークナイト』に由来する複雑機構を備えた腕時計の実力とは
●名画の世界観から着想を得たバットマン85周年記念ウォッチ
創立当初からの“Non Traditional Design”のコンセプトのもと、超絶技巧を駆使したオリジナルウォッチを世に送り出し続けているベーレンス。 【画像】「えっ…」これがダークナイトのバットマンをオマージュした時計です(11枚) 創業は2012年と比較的歴史の浅いブランドながらも、時計界のアカデミー賞と称されるジュネーブ時計グランプリ(GPHG)2020において部門賞にノミネートされるなど、独自の審美性と確かな技術で存在感を発揮している独立系時計ブランドです。
そんなベーレンスが去る8月末に開催された国際時計見本市“Geneva Watch Days 2024”にて発表した最新作「The Dark Knight」(154万円、消費税込)が話題を集めています。 映画ファンなら、その名前にピンときた人は少なくないはず。これはワーナー ブラザーズを代表するスーパーヒーロー「バットマン」の誕生85周年を記念して製作されたもので、時計のネーミングはクリストファー・ノーラン監督による“ダークナイト・トリロジー”の第2作『ダークナイト』に由来しています。 2008年公開の映画は日本でも大ヒット、難敵ジョーカーを演じたヒース・レジャーの強烈なインパクトが記憶に残っているという人も多いのではないでしょうか。 そんな作品の世界観にインスピレーションを得て完成したのが今回の新作モデル。わずか38mmのケースの中に複雑機構トゥールビヨンを搭載、さらに作中に登場するモチーフを随所に散りばめた、プレミアム感に満ちたタイムピースです。
●複雑機構トゥールビヨンにバットマンロゴ! 隠れたギミックにもこだわりがたっぷり
心臓部として搭載するのは完全自社製の手巻きムーブメント、Cal.BM05。ベーレンス得意のフルスケルトン仕様のムーブメントはそれだけでも見事な美しさですが、中でも視線を釘付けにするのはやはり6時位置に備えたフリースプラング式トゥールビヨン機構。 バットマンのロゴを模ったキャリッジを備えたトゥールビヨンが絶えず回転し続ける様子は、つい見惚れる愉しさです。 むろん、作品から着想を得たディテールはこれだけではありません。