在日クルド人、石川の被災地支援 「トルコ地震の恩返しに」
能登半島地震で被害の大きかった石川県珠洲市で、埼玉県に住む在日クルド人ら約10人がケバブやスープの炊き出しを行った。取りまとめ役となった日本クルド文化協会のチカン・ワッカスさん(32)は「トルコ地震では日本の方々に助けてもらった。恩返ししたかった」と話す。 珠洲市役所によると、市内の一部地域では、NGOピースボートが一時的にボランティアを管理。クルド人らはピースボートを通じて市と連絡を取り、9日に埼玉を出発し避難所に向かった。 10~11日に数千食分のレンズ豆スープやケバブなどを提供。クルド人コミュニティーで募った寄付で購入したブルーシートや防寒着などを被災者に手渡した。