高校野球 甲子園へ始動、響き渡る球音 花咲徳栄が全体練習再開 /埼玉
新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動を休止していた花咲徳栄(加須市)の野球部が22日、約4カ月ぶりに全体練習を再開した。選手たちは仲間との再会を喜びつつ、8月に開かれる甲子園高校野球交流試合(センバツ交流試合)や、県の独自大会に向けて汗を流した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 練習前、3年生だけのミーティングで岩井隆監督は「このような状況だからこそ団結して強い人間になってもらいたい。完全燃焼できるよう努力してほしい」と呼び掛けた。 選手らは午後1時過ぎから、屋内で学年ごとにノックや打撃練習、ランニングなどのメニューをこなした。井上朋也主将(3年)は「仲間とまた野球ができることに感謝している。勝ちにこだわりたい」と笑顔を見せた。 岩井監督によると、県独自大会は3年生のみで臨む方針といい、「思い出作りの場とせず、本気で勝負する姿勢を見せてほしい」と話した。【成澤隼人】