オンライン年越し用品祭は初週から好発進 爆買いに新たな変化
【CNS】「2024全国オンライン年越し用品祭」が1月18日に開幕し、2月17日まで続く予定だ。複数の電子商取引(EC)プラットフォームによると、オンライン年越し用品祭の消費は初週に好調なスタートを切った。 あるECプラットフォームのデータによると、今年の年越し用品祭期間中、辰年の干支(えと)の貴州茅台酒(Kweichow Moutai)、チリ産のチェリー、愛媛ゼリーオレンジ、エクアドル産の大エビ、寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)産の灘羊のもも肉などの「人気商品」が消費者に大好評だ。ECサイト淘宝(タオバオ、Taobao)、天猫(Tmall)の年越し用品祭のデータによると、腕輪念珠、漢服(中国漢民族の伝統服)、楽器のレッスンが黄金、赤パンツ、習字練習帳を超え、「年越しの三大人気アイテム」になっている。 2024年は甲辰(龍)年で、消費者の間で「龍の要素」を含む商品への関心が高まっている。その影響は、紙おむつにまで及んで「龍」がデザインされているほどだ。 今年の年越し用品祭は、商品の多様性だけでなく、形式にも一つにこだわらない。新たな国潮(中国ブランドのトレンド)を軸に、浙江省(Zhejiang)などの地域では「無形文化遺産年越し用品祭」などのイベントが開催され、多くの中国ブランドの「国潮製品」が登場している。また、陝西省(Shaanxi)などの地域では「夜の長安、潮の長安」などのイベントが開催され、消費体験が全面的に向上している。 最近では、ユニークな年越し用品祭が開催され、ハルビン西駅から「老鉄(方言で親友の意)・年越し用品を列車に乗せてください」という特別列車が出発した。車内のインタラクティブエリアでは、乗客はハルビン(Harbin)産の紅腸(豚肉のソーセージ)、五常(Wuchang)産の米、丹東(Dandong)産のイチゴなどの特別なお土産を受け取ることができる。さらに1980年代、1990年代、2000年代及び現在の四つの時代を象徴する年越し用品のファッションショーも開催されている。 多くの地域では、年越し用品祭の舞台をコミュニティー団地の入り口に設置し、一連の展示販売キャンペーンを開催している。そこでは、ライブ配信と展示販売が組み合わさった活気あふれるプロモーションが行われている。 年越し用品を購入するということは、実物だけでなくサービス消費も重要だ。春節(旧正月、Lunar New Year)前には美髪、ネイルアート、美容、ボディーケア、春節期間中と春節後には映画、旅行、レジャー、エンターテインメント、飲食などの需要が増える。それに応じて、主要なカテゴリーの商品やサービスも大幅な割引を提供している。 今年の春節期間中、ECプラットフォームのキャンペーンが相次ぎ、宅配便も休まず、しかもタイムリーな配送が保証されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。