スペースX、「スターシップ」の13日打ち上げを目指す--米連邦航空局に抵抗

Space Exploration Technologies（SpaceX、スペースX）はX（旧Twitter）の公式アカウントで次世代ロケット「Starship」（スターシップ）の打ち上げ試験を10月13日にも再開できると主張した。 　Starshipは大型宇宙船のStarshipと、第1段エンジン（ブースター）である「Super Heavy」（スーパーヘビー）で構成される。統合飛行試験（Integrated Flight Test：IFT）の5回目（IFT-5）となる「Flight 5」について、米連邦航空局（FAA）は「安全や環境、その他のライセンス要件を全て満たさなければならない。最終ライセンス決定は11月下旬より後に行われる見込みだ」と述べていた。 　SpaceXはXへの投稿で「5回目の飛行テストは、規制当局の承認を待って、10月13日にも打ち上げられるように準備している」と述べている。FAAの「11月下旬より後」という見解とはスケジュールが異なっている。 　IFT-5では、地上に降下するSuper Heavyを発射塔の「アーム」でキャッチする試みが予定されている。SpaceXはIFT-5に向けて、機体の積み込みや燃料負荷テスト、その他の飛行前点検などの作業に取り組んでいる。