政府、能登半島地震対応検証の報告書まとめる 初動対応の強化策も
政府は10日、首相官邸で「能登半島地震復旧・復興支援本部」を開き、地震対応を検証した報告書をとりまとめた。本部長の岸田文雄首相は今回の教訓を踏まえ、「改めて災害対応のマニュアル化や実践的な訓練研修を含む人材育成などに速やかに取り組んでほしい」と指示した。 【写真】能登半島地震復旧・復興支援本部会議で発言する岸田文雄首相(右手前から2人目)=2024年6月10日午前10時13分、首相官邸、岩下毅撮影 報告書では、地震発生時刻が日没に近かったことや、三方が海に囲まれる能登半島の地理的特性から進入経路が限られたことなど能登半島地震の特徴を列挙した。そのうえで、速やかな被災状況の把握や支援活動の拠点確保、ライフラインの復旧に時間がかかったことによる生活への影響などを今後の課題として挙げた。
朝日新聞社