中田花奈、「プロ雀士になりたての頃はしんどかった」重圧を乗り越え“頑張る理由”
乃木坂46の元メンバーで、現在はタレント・麻雀カフェ経営者・プロ雀士として活動する中田花奈が、MBS/TBS/BS-TBSのアニメイズム枠およびRCC、AT-Xにて放送されるTVアニメ「ぽんのみち」の主題歌「ポンポポポン」で、「中田花奈 feat. ぽんのみちオールスターズ」として2月28日にCDをリリースする。 【写真】Mリーガーとしても活躍する中田花奈 撮り下ろし写真【7点】 1月5日のアニメ放送に合わせてダウンロード・ストリーミング配信も開始された同シングルは、ポップでキュートな楽曲でありながら、麻雀用語が繰り返し登場するマニアックな1曲。リリースに先駆け、中田に楽曲への思いや近況を語ってもらった。 2020年に乃木坂46を卒業して以降、自身の冠番組「元乃木坂46中田花奈の麻雀ガチバトル!かなりんのトップ目とれるカナ?」内で歌声を披露する機会もあった中田。 CDを発売することになった心境を尋ねると「好きなアイドルの歌とかをカラオケみたいな感じで歌ったり踊ったりするようなことはあったんですが、まさか歌のお仕事をいただけるとは想像していなかったので、驚きました」と語る。 中田は「オファーをいただいてから、急いでボイトレに行きました(笑)」と明かしつつ、「パフォーマンスをすることは大好きだったので、『もちろんやりたいです!』という思いでした。『大丈夫かな』と不安もありましたが、色々とディレクションをしていただいて、クリエーターの皆様のおかげで形になってよかったです」と出来栄えに安堵した。 「中田花奈 feat. ぽんのみちオールスターズ」は、中田と「ぽんのみち」出演声優によるユニット。「声優の皆さんとは別々での収録だったので、完成するまでどういう仕上がりになるかは分からなかった」という。
経営する麻雀カフェは「他の雀荘とはまた違った空気感」
「実際に出来上がったものを聴いて、『本当にCDを出しちゃうんだ』と実感して、うれしかったです」と喜びをかみ締め、「乃木坂46にいた頃にも、ソロ曲を出したことはなかったので、『ポンポポポン』には思い入れがあります。私のファンの方もそうですが、そうでない方も反応してくれていて『ありがたいことだな』と思っています」と口にした。 楽曲の注目ポイントを聞くと、「『ポン』『チー』って合いの手があるので、麻雀用語を覚えやすいんじゃないかなと思います」とアピール。TVアニメ「ぽんのみち」についても「アニメもすごく平和でほっこりします。可愛い女の子たちが麻雀卓を囲んで遊んでいる様子が、煙がモクモクした雀荘や麻雀のイメージを変えてくれるんじゃないかなと思います」と若年層にも麻雀が広まることを願う。 麻雀カフェ「chun.」の経営者でもある中田。客層は彼女のファンに限らず、幅広い。 「内装の雰囲気もあってか女の子も多く、雀荘デビューだという方もよく来てくれます。カフェのスペースには昔からの私のファンだった人たちが来て、そこから麻雀を覚えてくれたりするようなこともあります。一般に麻雀好きなお客様も、普通に“赤坂の雀荘”として使ってくれているんです。他の雀荘とはまた違った空気感を持てたのは良かったなと思います」とうれしそうだ。 乃木坂46を卒業してすぐの頃は「雀荘のママとして、『お店の話をするのに、ちょっとメディアなどに出れたらいいな』というくらいにしか思っていなかった」という彼女。しかしMリーガーとして活動するようになり、心境に変化があった。 「私をMリーガーに選んでいただいたのは『BEAST Japanextのことや麻雀のことを少しでも普及してほしいと期待していただいたこと』が理由の1つでもあると思っています。だから麻雀番組だけでなく、色んなメディアに出演していくことが大切だと思うようになりました」。 “プロ雀士”の肩書に「まだこんなに下手なのに」と気後れしていたという彼女は、「放送対局に出られるのなんて、本当にプロをずっと続けて、超強くなったような方たちだけなのに、私のレベルで出させてもらっている。しかも相手は全員Mリーガー、という対局もすごく多くて。プロになりたての頃は本当にしんどかった」と吐露。