【大学選手権】「ワセダらしい泥くさい野球でやりたい」主将が明かす9年ぶり日本一のキーマンは…開会式
第73回全日本大学野球選手権大会(報知新聞社後援)が10日、神宮球場と東京ドームで開幕する。全国26連盟の春季リーグ戦などを勝ち抜いた27校(九州地区大学連盟は南北2校)が出場。大学日本一を懸けた熱き戦いが展開される。9日には明治神宮会館で開会式が行われた。 9年ぶり15度目の出場となる早大(東京六大学)のキャプテン、印出太一捕手(4年=中京大中京)は「チームとしては9年ぶりの出場になる。リーグ戦と変わらず、ワセダらしい泥くさい野球でやりたいと思います」と抱負を語った。 打っては打率3割7分5厘、2本塁打、リーグトップの17打点、守っては扇の要としてVの立役者となった印出。チームのキーマンには3年生エースの伊藤樹=仙台育英=を挙げ、「彼のピッチングが勝利を大きく左右すると思っています」と今春のリーグ戦で3勝0敗、防御率1・49と活躍した右腕に期待を込めた。 今大会の注目選手となる今秋ドラフト候補の青学大・西川史礁(みしょう)外野手(4年=龍谷大平安)と大商大・渡辺聖弥外野手(4年=広陵)の印象を聞かれると「でけえな」と爆笑を誘った。「大商大はもしかしたら、早めに当たる可能性がある。勝ち上がってきたら、自分らは初戦になる。これからしっかり研究したい」と、初戦となる11日の2回戦(中央学院大と大商大の勝者・東京ドーム)へ気合いをにじませた。 9年ぶり6度目の日本一を目指す戦いが、いよいよ始まる。(加藤 弘士)
報知新聞社