医療的ケアが必要な息子と初のディズニー「安心感があった」親の思い おでかけの難しさ
65%が「一緒の外出困難」
医療的ケアのある子どもの外出について、保育スタッフの一人は「とにかく荷物が多く、食事の準備などもあって大変。でも、親子遠足が外に出るきっかけになって、保護者の方の自信につながればと思います」と話します。 厚生労働省の2019年の調査では、医療的ケア児と暮らす家族の65.3%が「医療的ケアを必要とする子どもを連れての外出は困難を極める」と答えました。 その状況を改善するために必要なサービスとしては、「送迎等の移動支援」(57.9%)、「外出時のヘルパー同行支援」(48.5%)などを求めました。 遠足に参加した篠原さんは、「親が休めるように一時的に看護師さんがみてくれる『レスパイト』という制度はありますが、外出先では利用できません」と吐露します。 「お出かけのときも家族が楽しむことに集中できるように第三者の力をお借りしたいです」 ディズニーランドではペースト食を提供してくれるレストランがあることに感激したといい、「医療的ケアの子も楽しめるレストランが少しずつでも広がるといいなと思います」と話しています。