おじさん記者的2024MIP、今年最も強い印象を残した芸能人は23歳女優
<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> おじさん記者の番記者コラムは、今回が今年最後となります。今年4月、約5年ぶりの芸能記者復帰。コロナ禍をへて、現場が大きく様変わりをしているように感じたし、超高速フリック入力で対応する若手記者たちを目の当たりにすると、隔世の感を拭い切れません。 【写真】カメラ目線の高橋ひかるら「顔に泥を塗る」出演者 今回は今年最後ということもあり、そんなおじさん記者が今年最も印象に残った出来事を紹介します。それは、テレビ朝日の深夜ドラマ「顔に泥を塗る」取材会でのことです。 この会には、高橋ひかる(23)FANTASTICS木村慧人(25)西垣匠(25)高野洸(27)が出席。いつも通り、テレ朝アナウンサーによるトークセッション、質疑応答からフォトセッションへと流れていきました。このフォトセッションで、高橋の人間性を垣間見ることになりました。 通常フォトセッションは真ん中、右、左とエリアを分け、その中で視線をもらうべくカメラマンや記者が声かけを行います。この時、たまたま隣の方と声かけがダブってしまい、おじさん記者は隣の方に先を譲りました。その方の撮影が終わり、声をかけようとしたその瞬間、別の方が「ここお願いします!」と声をかけた。すると高橋は、「ちょっと待ってください。あの方が先です」とキッパリ言い切ったのでした。 実はこれ、芸能記者としては1度もなかったことだったりします。おじさん記者的にはその方に「オイオイ」という気持ちもあったけど、写真が撮れればOKなので、「次に声をかけよう」でした。 だが、高橋はそれを良しとしなかった。本人と話していないのでその真意は推測でしかないですが、高橋にとって“順番を守る”という実に日本人らしさ(おじさん記者の独断)が美徳としてあるのかもしれないし、先に声かけをして譲ったおじさん記者への配慮があったのかもしれません。 ともに推測でしかありませんが、高橋ひかるという女優が人間として折り目正しく、正義感にあふれる方だという印象を強烈を受けるには十分でしたし、実際こうして紹介しています。その後、同作を欠かさずに見たことを付け加えておきます(笑い)。【川田和博】