読み書き障害の児童生徒への指導法学ぶ 上市町(富山)の教諭ら早期発見の重要性確認
富山県上市町の教育センターは9日、上市中央小学校で、ディスレクシア(発達性読み書き障害)に関する研修会を開き、町内外の小中学校に勤務する校長や教諭ら25人が、児童生徒への指導方法などを学んだ。 町は昨年度からディスレクシアの児童生徒に対する支援を行っている。今回は、町内の小中学校に理解を広げようと行い、ディスレクシア対応の第一人者である小枝達也さん(T式ひらがな音読支援協会代表理事)が講師を務めた。町内の全7校に加え、氷見、立山、朝日の1市2町からも教諭らが参加した。 参加者は3人ずつのグループに分かれ、ひらがなや単語の読み上げにかかる時間を計測する検査を体験。疑いのある子どもを早期に見つけ、早急に指導を始めることの重要性を確認した。 小枝さんは小学1年時に毎学期、検査を行い、指導を進めていく「RTIモデル」を提唱した。全国の自治体で導入実績があり、上市町も導入を検討している。